1966(昭和41)年9月から営業してきた名阪上野ドライブイン(名阪国道 大内インターチェンジ横)。
今年2022年3月末で、55年の営業を閉じることになりました。
新名神高速道路の開通で名阪国道(国道25号 自動車専用道路)の交通量が減少したためとの説明も聞かれますが、私の実感としては名阪国道の交通量は増える(特に大型トラック)一方だと思います。
では、なぜ閉店するのか。ひとつには、オープン当初からターゲットとしてきた観光バスの立ち寄りの減少はあるでしょう。しかし、最も大きな要因は建て替えのための投資資金を近鉄グループとして支出しないという判断があったためと考えます。
近鉄グループは、あべのハルカスやリニア中央新幹線開業を控えた名古屋への投資など大都市を優先する集中投資戦略を採ることとして、近畿圏と中部圏の境にある圏際地域への投資は行わないことにしたものと思われます。
しかし、無料の自動車専用道路という優位性から生まれる名阪国道の多大な交通量や針テラスに見られるバイクツーリング客の増大など明るい要素が見込まれる名阪上野ドライブインの位置ですので、その跡地には、ぜひ新しい事業体において魅力ある施設を建設し、持続可能な経営を進めてほしいものです。
【名阪上野ドライブイン(2022.3.20)YouTube動画↓】
【名阪上野ドライブイン 画像↓】



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