残念ながら、今年(2020年)の上野天神祭は、新型コロナウイルスの影響で だんじり巡行と鬼行列は中止となり、だんじりや鬼面の展示という形になりました。
それでも、昨日(2020.10.25)はそれなりの人出があり、お土産となる和菓子の店はかなりの賑わい。そのうちのひとつが菅原神社(上野天神宮)のすぐ東にある「いせや」です。
この店では、毎年 上野天神祭の時期に鬼行列のメインキャストと言うべき「ひょろつき鬼」の和菓子を販売しており、これを贈答用と自宅用に買ってきました。
伊賀では「おしもん」と言って、かつては鯛などの形をしたものが婚礼の引き出物としてよく使われていました。このおしもんに「ひょろつき鬼」を描いた和菓子は情趣豊かで、上野天神祭の時期の風物になっていると思います。
昔から祭りの日には自宅で伊賀牛のすき焼きというのが定番で、うちの昨日のメニューはやはり伊賀肉の駒井で買ってきた伊賀牛のすき焼きでした。すき焼きも伊賀の風物詩と言えるかもしれません。
先日(2020.9.27)、みかんを買い求めるために、御浜町、熊野市まで行ってきました。
伊賀市街地から熊野尾鷲道路 熊野大泊(おおどまり)インターチェンジまで2時間ぐらい(名阪国道、伊勢自動車道、紀勢自動車道、熊野尾鷲道路を利用)です。熊野大泊ICから御浜町の道の駅パーク七里御浜までは15分ほど。
1980年代には伊賀から熊野まで車で4時間ぐらいかかったことを思うと、半分の時間で行けるようになり、自動車専用道路の威力を感じます。
今回、みかん購入に立ち寄ったのは、パーク七里御浜、オレンジロード(県道141号)沿いの無人店舗(上市木交差点 少し北の西側)、熊野市のファーマーズマーケットほほえみかんの3か所。
パーク七里御浜では、本体の建物から少し離れた駐車場内に産直市場 Mihama Loco(みはまロコ)という施設が設けられていて、ここでマルチ栽培(株元をシートで覆って糖度を高くする栽培法)のみかん5kg2,300円(税込)を購入。これは甘さが際立つみかんでした。
無人店舗では1袋200円で小さめのみかんが15個ぐらい入ったものが販売されています。これも甘酸っぱくてとても美味しい。
熊野ファーマーズマーケットほほえみかんでは、様々な生産者の方のみかんが取り揃えられていて、どれにするか迷ってしまいますが、私の好みの酸っぱさがあるものを選択。酸っぱいみかんを望む方は、このマーケットで探すのがよいかもしれません。
どのみかんもとても瑞々しく甲乙つけ難い味で、しかもどの店でも試食しながら選べるのが嬉しいところ。
御浜町・熊野市を中心とした地域は、柑橘類が好きな方に、ぜひおすすめしたいスポットです。
【御浜町マルチ栽培のみかん↓】
近鉄名張駅から南東の方向にある青蓮寺という地区の名称は、平凡社「三重県の地名」では、青蓮寺という寺院によると伝えるが不明とされています。同地区にある真言宗醍醐派の地蔵院が多宝山青蓮寺と号しており、このお寺と地名との関連が深いのでしょう。寺伝によれば、青い蓮花の咲く霊奇があったので、青蓮寺と名付けられたとされています。
この由緒ある地名の同地区でぶどう栽培が本格化したのは昭和30年代のことで、昭和40年代には青蓮寺湖観光村のぶどう狩りが始まったということです。
昭和45年(1970年)に竣工した青蓮寺ダムで湖が生まれ、その湖畔というロケーションが創造されたこともぶどう狩り観光を後押ししたものと思われます。
今、この地区で栽培された巨峰(ぶどうの品種)が市場に出てきているので、とれたて市ひぞっこで買ってきました(2020.9.13)。税込800円という価格です。
瑞々しく とても甘いのが特長で、コストパフォーマンスが高い逸品だと思います。
この白鳳梨は、伊賀ブランドにも認定されている秀逸なもので、例年8月初旬から出荷が始まります。
先日(2020.8.10)贈答用と自宅用に買い求めるため、伊賀市羽根(はね)にある白鳳梨生産組合直売所へ行ってきました。
自宅用のは5個で税込550円とお値打ち価格のもの(品種は幸水)で、冷やして食べてみると、瑞々しさとさわやかな甘さでとても美味しかったです。
白鳳梨の出荷は、幸水が8月下旬ごろまで、その後、豊水という品種のものが9月下旬ごろまで続くということです。
白鳳梨生産組合直売所周辺の道路は車のすれ違いが困難なところが多く、注意して走ることが必要かと思います。
名張市に「美旗」という地区があって、この地名は「秘蔵の国(福永正三著)」によると明治22年に6か村が合併して生まれた「美濃波多(みのはた)村」に由来し、ここから神社名が「美波多」、近鉄の駅名、小学校名、地区名が「美旗」になったということです。
17世紀の一時期には、大阪の豪商 安井九兵衛がこの地区の開発を手掛けたこともあり、今 大阪方面へ通う方々が多く住んでおられるのも歴史的なつながりを感じさせます。
さて、毎年夏のこの時期に注目されるのは、この地区で栽培された美旗のメロン。品種はアールスメロンとのことです。
先日(2020.7.19)このメロンを購入するため、直売所である「JAいがふるさと南部カントリーエレベーター」(名張市上小波田3029)へ10時すぎに行きました。もう売切れ直前でしたが、少しは残っていて小ぶりのものを購入。これだと税込1,000円と大変お値打ちです。
7月25日が食べごろと示されていたのですが、まだ熟し方が足りないように思われたので、その4日後ぐらいに食べてみました。
この味は特級品だと思います。甘いだけでなく実がしっかりしてとても瑞々しいものでした。
今年(2020年)は8月10日ごろまでが販売期間とのことですので、メロンが好みの方は上記の直売所へ行ってみられてはいかがでしょう。営業時間は9時30分からですが、日によっては早い時間帯から整理券が配付されるなどで当日販売分が売切れるおそれがありますので、早めに訪れることをおすすめします。