三重県亀山市の和菓子で私が好きなのは、先日アップロードした関の「志ら玉」とこの「亀乃尾」です。
亀乃尾は、JR関西本線 亀山駅を出て右手のほう、パン店と一体化した瑞宝軒(ずいほうけん)の商品で、中に餡が入った小ぶりの柔らかい餅が上品さを醸し出しています。説明書きによると、瀧壺の亀にはねて散る志ら玉に見立てて作られたものだそう。
価格は10個入りのものが税込702円となっており、今回は旧国道1号沿いにある亀山エコータウン内の店で購入しました。
私がこの逸品を知ったのは1990年頃のことで、他県の方に茶道の和菓子に最適と教えてもらって買ったのが最初です。この江戸時代から受け継がれてきた由緒ある和菓子を今後も作り続けてほしいものです。
お土産にいただきました。香梅堂の鈴焼。ここでしか買えないのが値打ちです。
よく似たベビーカステラは見かけますが、ここの味と同じものはありません。
明治元年(1868年)創業とされる老舗が作る鈴焼は、一味違います。
伊賀市からだと、新宮市のここまで高速道路や自動車専用道路を使って、だいたい2時間30分程度の感じですが、それぐらいの時間をかけても買いに来る価値があると思えるほどです。
今年(2020年)1月に紀伊半島を周遊した際は、この店の近くを通りながら時間の制約で立ち寄ることができず、とても残念でした。
三重県南部の各市町と新宮市との心理的距離は非常に近く、とりわけ三重県最南端の紀宝町となると、熊野川を渡った対岸が新宮市であることから、同じ経済圏と意識されているようです。電話の市外局番も、紀宝町は新宮市と同じ「0735」になっています。
家族が大阪へ行ったときに買ってきてもらいました。神戸市に本店があるケーニヒス クローネのクローネ。5個入りの詰め合わせが650円+税ととてもお値打ちです。
販売時間が決まっていて行列に並ばないといけないので、けっこう手に入れるのが大変です。
この洋菓子を最初に食べたのは二十数年前のことですが、サクサクのパイ生地も中に詰められたカスタードクリームの濃厚さも全く変わらない極みの味だと思います。
先日、三重県南部の御浜町・熊野市へみかんを買いに行った際、復路に立ち寄ったのが大内山ミルク村(度会郡大紀町大内山3600-2 )。以前はミルクランドという店名だったと思います。
目的は、大内山ソフトクリームとミルクプリンでしたが、残念ながらミルクプリンはありませんでした。本拠地に来て販売されていないということは、もう製造されていないのかもしれません。
大内山ソフトクリームのほうは以前と変わらず、様々な種類が販売されていて、その中でもやはり普通のバニラ(税込320円)を味わいました。バニラ小だと220円です。このバニラソフトクリームはしっかり牛乳の味がしてとても美味しい。多くの人がこの味を求めて訪れるのも頷けることです。
以前は店の前にしか車を置けませんでしたが、今は店の横(松阪側)の敷地にも駐車スペースが設けられていて、停めやすくなりました。
ここへ行くには、紀勢自動車道を下りて国道42号を通る必要があるという多少の不便さはあるものの、たまには高速道路を使わずに一般国道でゆっくり走るのもよいのではないでしょうか。
残念ながら、今年(2020年)の上野天神祭は、新型コロナウイルスの影響で だんじり巡行と鬼行列は中止となり、だんじりや鬼面の展示という形になりました。
それでも、昨日(2020.10.25)はそれなりの人出があり、お土産となる和菓子の店はかなりの賑わい。そのうちのひとつが菅原神社(上野天神宮)のすぐ東にある「いせや」です。
この店では、毎年 上野天神祭の時期に鬼行列のメインキャストと言うべき「ひょろつき鬼」の和菓子を販売しており、これを贈答用と自宅用に買ってきました。
伊賀では「おしもん」と言って、かつては鯛などの形をしたものが婚礼の引き出物としてよく使われていました。このおしもんに「ひょろつき鬼」を描いた和菓子は情趣豊かで、上野天神祭の時期の風物になっていると思います。
昔から祭りの日には自宅で伊賀牛のすき焼きというのが定番で、うちの昨日のメニューはやはり伊賀肉の駒井で買ってきた伊賀牛のすき焼きでした。すき焼きも伊賀の風物詩と言えるかもしれません。