ある冊子に、落語家の立川志の春さんが「反省会は大嫌い」という主旨のエッセイを書かれていて、とても共感しました。
反省会嫌いのきっかけになったのは、せっかく楽しく盛り上がった親子キャンプが、反省会のために台無しになってしまったことだそう。反省会で、一人ずつ反省点を挙げていくうちに、はじめ明るかった雰囲気が、暗く、冷たくなっていった、楽しかった思い出が、反省のための反省によって汚されてしまったということです。
落語の関係企画でも「振り返りミーティング」という別名で、反省会になりかけたことがあったそうで、こんなことをやっていると、チャレンジなどできないと主張されています。
私が学生の頃は、経営学の分野でPDS(Plan計画-Do実行-See評価)が重要と教わりましたし、以前の職場ではPDCA(Plan-Do-Check-Action)を回すと盛んに言われていた時期がありました。
たしかに、危機管理の側面では、反省しないと同じ失敗を繰り返すおそれがあるので必要なことですが、何でもかんでも無理に反省するのはむしろ害毒になることも十分認識しないといけないように思います。
冒頭の親子キャンプの事例がそうでしょうし、仕事の場合もやったことを振り返って改善することの繰り返しでは、次元の異なる発想には結びつかないような気がします。
また、NPOなどのイベントや会議では、よく「振り返り」が行われていますが、厳密に反省するのでなく、感想を述べ合うぐらいにとどめておく方が落ち込むこともなく、以後の参加意識につながるのではないでしょうか。
いつ頃から言われだしたのか不明ですが、定年後に再就職するためには、3つのYという条件が求められるそうです。
3つのYとは、「安い賃金」「休まない」「辞めない」のことで、こういう条件を満たせば、事業所側が雇用しやすいということです。
今、法律で定年年齢が65歳以上に義務化されつつある中で、定年後となれば、年金支給が始まっているので、ある程度安い賃金でも生活できる可能性はあるわけですが、「休まない」「辞めない」というのはその人によるところがあって、微妙に感じられます。通院するのに休暇を取らないといけないとか、職場に合わずにすぐに辞めてしまったという事例も見聞きするからです。
私自身もそういう年代にさしかかってきて、今の職場は来年3月までですので、その次の仕事があるかどうか、この3Yを心して努力してみたいと思っています。
(↑出典:いらすとやさん)
令和4年11月16日に、名神名阪連絡道路有識者委員会の会議が滋賀県庁で開催され、同道路の最適ルート帯の評価等が進められることになりました。
名神名阪連絡道路は、名神高速道路八日市IC付近から名阪国道上柘植IC付近に至る約30キロメートル区間が、令和4年4月に国の重要物流道路候補路線の指定を受けており、上柘植ICから国道165号までの南 部分約17キロメートルは関係機関に対し延長を要望している区間となっています。
また、重要物流道路 候補路線 約30キロメートルのうち、甲賀市土山町の国道1号から新名神高速道路甲賀土山ICを経て名阪国道上柘植IC付近に至る区間、約12キロメートルが計画区間に指定され、優先的整備の位置づけとなりました。
当面は計画区間の名阪国道上柘植ICから新名神高速道路甲賀土山ICまでを整備することで、伊賀市から名古屋、東京方面へ行く高速性の向上、リダンダンシー(redundancy:多重性)の確保に期待したいですが、それにとどまらず、上柘植ICから国道165号(伊賀市青山)までの延長要望区間も建設され、名張市からゆめぽりす伊賀の南部に広がる丘陵地を経て新名神高速道路(さらには名神高速道路)につなげることで、伊賀地域(伊賀市、名張市)全体の発展に結び付けばいいなと思っています。
YouTubeに、名阪国道(一般国道25号自動車専用道路)亀山~天理間が昭和40(1965)年12月に開通するまでの貴重な記録映像が公開されていました。
49分の映像を11分に短縮したダイジェスト版ですが、映画の「黒部の太陽」や「海峡」の雰囲気をもった荘厳な作品であることが感じ取れます。
千日間という短期間で開通した奇跡的な道路であり、三重県と京阪神大都市地域とを高速性・定時性をもって結ぶことで、企業立地や物流で大きく貢献している道路。名神高速道路・新名神高速道路とともに国土軸を形成する国としての重要路線でもあります。
この記録映像を見ていて、私が小学校低学年のとき、名阪国道開通に合わせて、学校からみんなでお祝いの旗を振りに行ったのを思い出しました。
【名阪国道 開通までの記録映像(YouTube動画)↓】
【開通当初の名阪国道↓】
1966(昭和41)年9月から営業してきた名阪上野ドライブイン(名阪国道 大内インターチェンジ横)。
今年2022年3月末で、55年の営業を閉じることになりました。
新名神高速道路の開通で名阪国道(国道25号 自動車専用道路)の交通量が減少したためとの説明も聞かれますが、私の実感としては名阪国道の交通量は増える(特に大型トラック)一方だと思います。
では、なぜ閉店するのか。ひとつには、オープン当初からターゲットとしてきた観光バスの立ち寄りの減少はあるでしょう。しかし、最も大きな要因は建て替えのための投資資金を近鉄グループとして支出しないという判断があったためと考えます。
近鉄グループは、あべのハルカスやリニア中央新幹線開業を控えた名古屋への投資など大都市を優先する集中投資戦略を採ることとして、近畿圏と中部圏の境にある圏際地域への投資は行わないことにしたものと思われます。
しかし、無料の自動車専用道路という優位性から生まれる名阪国道の多大な交通量や針テラスに見られるバイクツーリング客の増大など明るい要素が見込まれる名阪上野ドライブインの位置ですので、その跡地には、ぜひ新しい事業体において魅力ある施設を建設し、持続可能な経営を進めてほしいものです。
【名阪上野ドライブイン(2022.3.20)YouTube動画↓】
【名阪上野ドライブイン 画像↓】
以前関西テレビで取り上げられていたこのタオル。三重県津市に本社があるおぼろタオルが大きな役割を果たしています。
このたび(2022.1.16)ようやく買うことができたので、使ってみたところ吸水性がとても高く、価格に見合う価値があると思いました。
天竜浜名湖鉄道を利用した後、本田技研工業創業者である本田宗一郎氏を顕彰する本田宗一郎ものづくり伝承館を訪れました。
草創期の二輪車が多く展示されていて、興味深かったです。
ここでのお土産には、木製のトラックのおもちゃを購入。木で作ったものは味がありますね。