« 2023年5月 | トップページ | 2023年7月 »
ぎゅーとらラブリー伊賀小田店で売られていたので買ってきました。伊勢・二見浦 御福餅本家のお福包み餅(きなこ)。
こし餡を包んだ餅にきなこをまぶしたもので、こし餡があっさりした甘さなので、餅ときなことの組合せが絶妙になっています。和菓子好きの方にお勧めの逸品だと思います。
先日(2023.6.18)、東海自然歩道 銀の帯ハイキングコースへJR関西本線気動車キハ120形を撮影に行った際、昼食に立ち寄ったのがこちら「このか Conoka」さん。笠置駅から東南東方向の笠置山へ向かって300mぐらいの位置にあります。
2人で注文したのは、鶏丼850円とヒレカツセット900円(いずれも税込)です。鶏丼に使われている鳥肉は、メニューに記載のように地元の笠置ナカムラポートリーのものらしく、私も少々味見しましたが、弾力があって全く臭みのない逸品と言うべきもの。ヒレカツセットも質・量ともに満足できるもので、ごはんと具だくさんの味噌汁も大変美味しくいただきました。
笠置駅を利用するにあたって、このカフェは目的地になりうる価値あるスポットであると思います。
これほど列車に接近できる場所はないように思います。JR関西本線の笠置駅から東へ1.5kmほど進んだところ。東海自然歩道 銀の帯ハイキングコースの中間付近で、JR関西本線の気動車キハ120形がハイキングコースすれすれに走っています。大変な迫力で、列車が通過するときにその風圧で吹き飛ばされそうになるほどです。
こうした体験はとても貴重なものと思いますので、並行する木津川のせせらぎや巨岩の景観を味わいながら、散策されてはいかがでしょう。
ちなみに、JR関西本線で伊賀上野駅から笠置駅までは、片道の所要時間26分・運賃330円です。
【YouTube動画↓】
【笠置駅↓】
JR関西本線新堂駅近くの旧伊賀町楯岡という地区で、線路沿いに植栽されたあじさいと気動車キハ120形の動画を撮影しました。
6月17日の土曜日のことで、伊賀上野駅12:21発の列車で新堂駅まで行き、帰りは新堂駅13:49発に乗るという行程です。行きも帰りも1両の列車で座席が8割程度埋まるぐらいの乗車人員でした。
行きで新堂駅には12:30に着くため、楯岡あじさいロードの撮影ポイントで同駅12:48着の加茂行き関西本線気動車を待ち受けるには同駅からの1.3kmを15分程度で歩く必要があり、ぎりぎり間に合ったという感じです。
その後、オークワ伊賀新堂店で買い物をして新堂駅13:30着の亀山行き列車を佐那具寄りのところで撮影し、余裕をもって新堂駅13:49発の加茂行きに乗ることができました。
新堂駅から楯岡あじさいロードまで15分で歩くのがなかなか厳しく、かなりの早足になりますが、無駄な時間がないという意味では効率的な行程と言ってよいかもしれません。
【佐那具~新堂間の画像↓】
【YouTube動画↓】
イザベラ・バード Isabella Birdは、19世紀における大英帝国の女性旅行家で、明治11年(1878年)に東京から北海道まで旅行した記録である「日本奥地紀行」の著者で知られています。
そのイザベラ・バードなど名張を訪れた10名の人物を紹介する企画展が、名張市郷土資料館(名張市安部田2270、旧錦生小学校跡)で開催されているとの新聞記事を見たので、行ってきました。
大海人皇子、大来皇女(おおくのひめみこ)といった名張に関係の深い古代の人物は夏見廃寺跡・夏見廃寺展示館でも取り上げられよく知られていますが、イザベラ・バードと名張との関係は初耳です。
イザベラ・バードの名張に関する記述は『イザベラ・バードの日本紀行(下)』の中にあり、
「道は木津川の川筋をたどっており、名張というかなり大きな町で橋を通って川を渡りますが、この橋は厚板でできていて、この地方の橋の多くがそうであるように、石を詰めた直径八フィート[約二・ 四メートル]の竹籠で支えてあります。途中、雨で湿った森に朽ちつつある木を列にして岩に立てかけたものがあり、調べたところそれは大和地方と伊勢地方の名産として有名なきのこの栽培とわかりました。きのこはどこでも食材となっています。」
などと記されています。これに続く「茶色の液体に浸したあの茶色のぞっとする煮物」という表現からすると、イザベラ・バードさんは、きのこがあまり好みではなかったのかもしれません。
この企画展は2023年7月17日(月・祝)まで開催とのことですので、関心のある方は訪れてみてはいかがでしょう。
【イザベラ・バード Isabella Bird ↓】
温泉とキャンプ場を核とする伊賀市島ヶ原の「やぶっちゃ」。これまで伊賀市が保有していましたが、2023年4月に民間譲渡され、今は株式会社島ケ原リゾートが運営しています。
先日(2023.5.12)訪れてみたところ、土産物売り場も含め民営化前の形態が維持されており、そこでお土産に「よもぎ餅」(3個入り税込430円)を買ってきました。よもぎの味がしっかりしているのが特徴で人気があるのか、夕刻には売り切れになっていたのが、たまたま追加の配達があったため購入できてよかったです。
この施設は大阪と名古屋の中間にあり、とりわけ大阪府東部からは国道163号を利用して車で1時間ぐらいという便利な位置にあるので、日帰り・キャンプ宿泊両方の利用が期待されます。
また、JR関西本線 島ケ原駅から無料の送迎車(一部時間帯は三重交通路線バス片道180円)も運行されており、JR関西本線利用促進にも結び付けばいいなと思っています。
【やぶっちゃパンフレット・チラシ↓】
JR関西本線の新堂~佐那具間、伊賀上野~島ケ原間で撮影した動画です。(2023.5.2)
直線区間なので、キハ120形気動車がほぼトップスピードで爆走しています。並行して走る自動車は全く競争相手になりません。
【YouTube動画↓】
これほどのスピードがあるのに、YouTubeなどのSNSにアップされる再生・閲覧回数稼ぎの動画や記事が拡散されているためか、「ローカルでのんびり」「失われた役割」「名古屋大阪間でほとんど誰も使わない」のような固定観念によるイメージが作られているように思います。
こうしたイメージを払拭するためにも、JR西日本に要望するだけでなく、沿線に住む人や関係機関が、以下のようなJR関西本線気動車及びJR関西本線そのものの特長を積極的に情報発信し、利用促進につなげていく必要があると考えています。
・JR関西本線気動車のアピールポイント
「駅間が長いため走り出すと、とてつもなく速い」
「全車両にトイレが設置されている」
「冷暖房が効いている」
「座席シートの改善が行われている」
「交通系ICカードが全車両で使える」
・JR関西本線そのもののアピールポイント
「利用料金が安い」
「名古屋で新幹線に乗り換えやすい(関西本線ホームは新幹線のすぐ横)」
「久宝寺でおおさか東線始発電車に乗り換え新大阪へ30分ほど」
「関西本線から関西国際空港へ天王寺で乗り換えが容易」
【参考】名古屋―難波間の利用料金 2023年5月現在
関西本線 3,080円
東海道新幹線+地下鉄御堂筋線 6,230円
近鉄(ひのとり) 4,990円
※所要時間や運行頻度の課題はありますが、ビジネスユースはともかく時間に余裕のある人なら関西本線を選んでも不自然ではないと考えます。
ちなみに、私は年齢に関係なく利用できる青春18きっぷを使って、伊賀上野―(関西本線)―名古屋―(東海道本線)―大阪―(大阪環状線)―天王寺―(関西本線)―伊賀上野)というルートで一周したことがありますが、車窓からそれぞれの地域の特色を感じ取ることができて、興味深かったことを憶えています。