不足する水を巡る対立
少し前のことになりますが、2023年2月8日付け日本経済新聞の英フィナンシャル・タイムズ記事を翻訳紹介した記事で、水不足が国同士においても国内においても、対立を助長するとの現状及び予測が報告されていました。
取り上げられていたのは、アメリカのコロラド川から取水する西部7州の節水計画の取りまとめにあたり、結論が出ないまま地域に亀裂が深まっているという実例です。
こうした水を巡る地域の対立は日本の国内においても起こりうることであり、渇水期において関係機関による水管理制度が機能すればよいですが、そうでなければ、昔からあるように地域の対立が先鋭化するのは避けられないものと思われます。
そうした中、伊賀市が、完成間近の川上ダムから水道用水として最大毎秒0.358立方メートルの取水を確保しているのは、とても重要なことです。
川上ダムには、治水(洪水防御)という別の重大な役割もありますが、この利水の権利も伊賀市が自立的に発展するための切り札になるカードだと思いますので、川上ダムが建設されて本当に良かったと思っています。
【川上ダム(2023年2月23日撮影)↓】
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