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2021年5月29日 (土)

伊賀焼のガチャピー(カプセル トイ)

 奈良時代にまで遡る歴史を誇る焼きもの、伊賀焼国の伝統的工芸品に指定されているものです。

 川端康成は1968年のノーベル賞受賞記念講演「美しい日本の私 その序説」において、次のように古伊賀の焼きものの花生けを高く評価しています。

『日本の焼きものの花生けのなかで、最も位が高いとし、また価ひも高い、古伊賀(およそ十五、六世紀)は水に濡らして、はじめて目ざめるやうに、美しい生色を放ちます。伊賀は強い火度で焼きますが、その焚きもの(燃料)の藁灰や煙が降りかかって花瓶の体に着いたり流れたりで、火度のさがるにしたがって、それが釉薬のやうになるのです。陶工による人工ではなく、窯のなかの自然のわざですから、窯変と言ってもいいやうな、さまざまな色模様が生まれます。その伊賀焼きの渋くて、粗くて、強い肌が、水気を含むと、艶な照りを見せます。花の露とも呼吸を交わします。…』

 こうした高尚な解説の対極に位置するかもしれませんが、この伊賀焼の500円ガチャガチャが伊賀市丸柱(まるばしら)にある伊賀焼伝統産業会館に設置されたと聞いたので、行ってきました(2021.5.23)。500円で買った専用コインを販売機に入れてレバーを回すとカプセルが出てきます。

 カプセルに入りきらない大きさのものは、中に番号札が入っているという仕組みです。

 2回トライした結果は、いずれも番号札のカプセルで、写真のようなカップと湯呑茶碗。ミニチュアの伊賀焼を期待していたので、ちょっと残念でした。

【ガチャガチャ販売機とその景品↓】

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【伊賀焼伝統産業会館↓】

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コメント

こんにちは!
面白そうなガチャですね。
ハマってしまいそうで危険す。
以前、鳥羽水族館で、そこにしかないガチャがあって、気付いたら何千円も使ってしまいました。
かなりダブった物もあって・・・欲しい物は出てこずです。
でも、ここだけのオリジナルって言われると、やりたくなる。
人間の真理を巧みに突いてますね。

ワタシも狙ってたのですが、先にやられちゃいましたねぇ(笑)。

「花巡り」が終わったらコソッと行きますね、500円玉握りしめて…

FUJIKAZEさん、コメントありがとうございます。

何千円も使うなんて、すごいことですね。私はそこまではとても無理です。

テレビでも千円とか二千円のガチャで元金を超えられるかという番組がありますが、価値あるものはほとんど出ていないように思います。

何が出るかという期待感にお金を使うということなのでしょう。

kuro&hanaさん、コメントありがとうございます。

近頃丸柱へ行くのに、国道422号バイパスと伊賀コリドールロードで車で10分超ぐらいになったので、つい行ってしまいました。

私はカプセルに入る程度のミニチュアの焼きものを狙っていたので、思いとは異なるものが出てきました。

ちなみに、500円で専用コインを購入する形なので、500円玉でなくてもよいようです。

ほんと、便利になりました、三田坂バイパス。
下り坂からの景色はサイコーですよね…

ワタシも「ミニチュア志望」で、伺いたいものです。
ではまた~~

今から50年ぐらい前、信楽へ行くのに未舗装の三田坂を前から車が来ると大変だとドキドキしながら登って行ったことが思い出されます。

三田坂バイパスばかり通るようになったので、伊賀コリドールロード沿いの天吹山の霊泉で一休みするようなことは少し遠のいてしまいました。

kuro&hanaさんがおっしゃるように、三田坂バイパス下りはよい景色ですね。後続車がなければ、ゆっくり走りたいところです。

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