「必要とされる存在」に
先週の「カンブリア宮殿(TV東京系)」という番組で、三重県多気町にある万協製薬の松浦社長が出演されていました。うちでは、残念ながらTV愛知、TV大阪は映らないので、CATV日経CNBCでの視聴です。
以前、松浦社長の講演でもお聞きしたことがあるのですが、阪神・淡路大震災で被災した同社が多気町で再建を果たしたこと、その際に地震対策を徹底したこと、取引企業・消費者・社員に必要とされる会社になるよう様々な取組みを進めたこと がそのエッセンスです。
その原点は、もともと神戸にあった同社が被災したとき、当時の社員は誰一人会社の再建を手伝ってくれなかったことにあるようです。社員にとって同社は必要なものではなかった、世の中からも必要とされていない、それではいけないという反省に立って、会社の方針を打ち立てられた。それを一言で表しているのがタイトルの「必要とされる存在」に です。
松浦社長の講演を聞かせてもらったときは、とても笑いをとるのに長けていて驚いたものですが、今回の番組では終始シリアスな話しぶりで、これもまたすごいことだなと思いました。
逆境をばねにして飛躍してきた同社には、学ぶことがとても多いので、経営に関心のある方は、同社の日本経営品質賞表彰理由などを参考にされるとよいかもしれません。
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