書籍「マンガでわかる 良い店悪い店の法則」
以前、「入りやすい店 売れる店(馬渕 哲・南條 恵 著)」という書籍を紹介しましたが、これも同じ著者によるものです。
様々な興味深いことが書かれているのですが、私が共感するのは次のような内容です。
・ さぼっていては客はこないが、やる気を出すともっと来ない
・ 客がいるときに限って客が来る
・ シャッターを閉めようとすると客が来る
・ セルフサービスの店は、買うか買わないかに関係なく客が自由に行動できるので、モノが買いやすい状況を生み出した
・ 客は商品よりも客の姿に引きつけられる。「客が客を呼ぶ」
・ 客に商品を自由に見させない店は、見るためにやってくる客を遠ざけるので、繁盛は望めない
・ 万引き対策を徹底するあまり、一般客からも嫌われる
客は最初のうちはできるだけ店員に邪魔されたくない、接客されたくない、安心して自由に商品を見たい。なので、上のようなことが起こるということです。
万引き対策が客を遠ざけるというのは、ほんとにそうだなと思います。
あるコンビニ(伊賀地域ではありません)では「トイレを使用する場合は、店員に一声かけてください」と書いてあって、万引き許すまじという表明だったのでしょうが、それがあまりにも大きくて威圧的だったので、何も買わない人はトイレを使うなと主張しているようにも感じられました。
トイレを貸してもらって何も買わないということはまずないでしょうから、いくら万引き防止の意味であっても、これを書くことで善良な客を追い払って損をしているなと思ったことがあります。
万引き対策も他の客の感じ方を十分考えたうえでやらないといけないのでしょうね。
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