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2017年5月12日 (金)

アジアとヨーロッパの境界線は?

 このテーマは、2017年4月発行のHRI(百五経済研究所)レポートに掲載されていたもの。
 作家の守屋淳さん執筆の「経営に活かす中国古典の教え 名経営者の共通点」の中で、取り上げられています。

 アジアとヨーロッパの境界は何となくイメージできるものの、実際の境界はけっこう複雑です。
 たとえば、ブリタニカ国際大百科事典 小項目電子辞書版2009では、アジアについて次のように解説され、一本の線でアジアとヨーロッパを分けられることが示されています。

ユーラシア大陸の東過半分と付属島から成り、南緯10°から北は北極海にまで広がる地域。東は太平洋、南はインド洋にのぞみ、西はウラル山脈ウラル川カスピ海大カフカズ山脈黒海イスタンブール海峡(ボスポラス海峡)チャナッカレ海峡を結ぶ線でヨーロッパに接し…」

 ここで、守屋さんが特に主張されているのは、言葉の意味を大事にせよということです。アジアと言っても、上記の広いアジアではなく、旧ソ連部分を除いたり、東アジア・東南アジアぐらいに限定したりする人もいて、自ら考える範囲と他の人が考える範囲が同じとは限りません。

 したがって、難しい言葉は辞書で確認するからよいわけですが、わかっているつもりで実はわかっていないような言葉(たとえば、マーケティング、コンプライアンス、コミットメントみたいなもの。カタカナ語が多いのでしょうか)には十分注意を払い、話し合う前にその意味をきちんと共有しておく必要があるということです。
 名経営者の方々は、言葉の遣い方を厳格にされているそうです。

 私がよく見かけるこうした例として「地域」という言葉があります。「地域振興」「地域活性化」「地域づくり」「地域社会」「地域福祉」「過疎地域」「地域開発」など様々な場面で「地域」という用語が遣われますが、その「地域」というのが集落単位なのか、市町村・都道府県単位なのか、一国レベルなのか、過疎地域のように同質の性格をもつ範囲を集合したものを指すのか、人によって、その場によって解釈がばらばらのおそれがあります。安易に「地域」という言葉を使用するのは避けたほうががよいかもしれません。

 私も熟慮せずに、意味が曖昧な語句や定義が不明確なカタカナ語を遣ってしまっていることがあるので、反省しないといけないなと思っています。
 

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