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2010年7月31日 (土)

近江商人の「三方よし」

 近江商人の三方よし(売り手よし、買い手よし、世間よし)」とは、売り手と買い手だけが取引で利益を得るだけでなく、社会全体をも利する地域貢献・社会貢献的なことが大切であるとする理念と思っていたのですが、先日の日経新聞の「200年企業」という連載ものを読んで、それよりももっと奥深いものがあると感じました。

 この記事で取り上げられていたのは「外与(とのよ)」というアパレル、着物、生地を販売する企業で、滋賀県の五個荘(現・東近江市)発祥ということで、まさに近江商人の企業であると思います。
 この前身である商家が江戸末期に尾張藩から多額なお金の用立てを求められたとき、2度にわたって断ったそうです。踏み倒される危険の高い「大名貸し」とはいえ、それを拒絶するのは大変な決断だったでしょう。
 こうした理が通らないなら相手が大名であってもひるまない緊張感、それがあるからこそ共栄が成り立つ、こうした考え方が「三方よし」の底流にあるというのが、今回の記事の要諦です。

 これまで、「売り手よし、買い手よし、世間よし」といえば、売り手と買い手が互いに尊重し合う取引を行う中で、世の中の役に立つことも手がけるといった協調性重視の考え方とばかり思っていましたが、その奥にはとても厳しいものがあるのだなと考え直したものです。
 

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